2013年の例大祭で初めて同人誌を出したのですが、それまでの過程の備忘録です。
世の中には大変参考になるノウハウ術をまとめたブログないしは動画等々はいくらでもあります。
これはただの備忘録なので本を作るためのノウハウはそれらを参考にどうぞ。
申し込みと使用機材について
2013年の1月、例大祭に申し込み。その日は都内は久々の大雪で翌日には道は凍るし寒いしで大変でした。ちなみに申し込み翌日に入院予定だったので申し込みはもはや勢いでした。
この時同人誌どころかほとんどデジタル絵を描いた事もなし。
勢いは大事です。
幸いほとんどデジタル絵を描いた事もなかったのでコミックスタジオと CLIP STUDIO PAINT PRO の使い勝手の違いなど知らず、原稿にはクリスタを使用することに。当時コミスタやイラスタユーザー向けにクリスタの無料ダウンロードがあったのでそれを使ってクリスタを使っていた感じです。
しかしCLIP STUDIO PAINT PRO はあくまでも単ページ単位での作成で明らかに漫画のような複数ページに渡る管理には不便と感じたので2013年2月、PROをEXへ変更。
原稿を開始、10ページちょいの原稿でも散々管理に手間取ったのでEXへの変更は間違いなかったのでしょう。
ちなみにその当時のPC環境は
・core i7第3世代(だった気がする)
・グラボはG-Force GTX650
・メモリは4GB
・タブレットはintious4 M
板タブはBanbooも候補にはあったのですが、上位機種があるならそちらを選んで損はないというのが持論なのでこちらになりました。
大変不慣れながらもなんとか原稿を進めていくと、これがまた困るのがトーンです。
トーンがどんな風に印刷が出るかがわからないのです。いわゆる線数の違いで濃く出るのか、薄すぎないか等々。そこで不安になった結果、ヨドバシカメラでモノクロレーザープリンターを購入しました。
ブラザーのモノクロレーザープリンターで、確か当時も1万円ちょいの代物。
私が購入したのは有線仕様ですが現在も現役です。
当時すでにコンビニのネットプリントもあったので1、2回の印刷程度であればそちらでもいいかもしれませんね。ですが当時の自分はとにかく都度で確認したかったので描いて不安になったら印刷してを繰り返していました。だいたい100枚程度は印刷したはず。
コンビニへ毎度印刷へなんて手間なのでレーザープリンターが持てるなら割とおすすめします。
脱稿と原稿を作る前のあれこれについて
2013年5月18日、脱稿。 ちなみに本文10ページちょいの原稿に3ヶ月ほど使っています。
初めてで余裕を持ってたつもりでもこれなので、時間に余裕は幾らでも持った方がいいですね。
ちなみに原稿は特に不備もなく、5月26日に例大祭で無事頒布しました。
で、原稿制作にあたって機材を散々買い揃えた訳ですが、それ以上にとにかく行ったのが印刷所HPを隅々まで読み込むこと。
印刷所はどこがおすすめか等々は今でも散々にまとめられていますが、当時ですらそうでした。
ですので同人誌を作りたいと思ったら調べて、決めて、決めた印刷所のHPを飽きるくらいに確認するのが一番です。
同人誌印刷所のHPは仕様についての注意点もまとめてあったり、初心者向けの講座ページを用意しているところもあります。
ちなみに自分は初めて利用して、現在ももっぱら利用しているのがしまや出版さん。
ここは他と比べて少し値段が上がりますが、本当に細かい所まで提出した原稿データを確認してくれます。
自分が気づかなかったところから、細かいモアレ、「見れば恐らく仕様だと思われる小さな空白の吹き出しの中の台詞の有無」まで隅々まで見てくれます。本当に感謝しかない。
おすすめの印刷所さんです。
イベントの参加でもなんでも、結局は行動するか否かですね。
やれない理由を並べるより動いてしまった方が早いのを同人誌制作で学べた次第です。
備忘録は以上です。
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