コミックマーケット99と文々。新聞友の会に参加しました、それと今後の話

同人活動

気づいたら年が明けていました。今年もよろしくお願いします。

2021年12/31のコミックマーケット99に参加して新刊「素直じゃないのは今日でおしまい」を。
明けた2022年1/10の文々。新聞友の会では突発折本「甘えたくて。」を刊行しました。

冬コミ本は2021年の3月下旬ごろから制作を始めたのですがやたら時間がかかり、ページ数が多い本は制作方法を工夫しないと気力が続かないのを痛感した次第です。
というのも自分は
ネーム
下書き
線画(キャラのみ)
線画(背景のみ)
ベタトーン効果(書き文字や集中線など)
……
と作業工程を細かく分けて工程ごとに進めるので、つまりどれだけ原稿を進めても完成するページが無く作業の終わりがないのでしんどい、という目に合いました。
このしんどさ、何が困るって後半のモチベーションが上がらず効率が下がります。
普通は線画はキャラ・背景・効果でくくると思うのでやり方を考えないといけないなと反省しました。

そんな長々かけて描いた新刊は文さんと早苗さんが両想いになるお話です。
一言で言うと射命丸さんが回りくどい告白をする話でした。
お山での守矢の立ち位置とか、そのせいでもストレートに言えないし。でも~みたいな射命丸さんと振り向いてもらいたい東風谷さんというかんじです。

あとがきでも書いたのですけど2019年にネームを進めた当初はもっとそのお山事情に巻き込まれてという方向でネームを進めていました。
ただもー登場人物が無駄に増える増える…一体ちょい役(そのちょいっぷりが本当にひどかった)含めたら何人だよとなり、通して見ると結局何が描きたいのかわからない内容になってました。
何より登場人物の活躍がシーンに都合よく現れて都合のよいセリフを言ってくれるようになった時点で没を決めることに。その後なんやかんやでハリウッド脚本術等を何冊か読んだり迷走しまくって着地したのがこの内容でした。
天狗勢は全員出ていたのでちゃんと描き切れて正しく役回りを与えられていたら登場していたかもしれないです。

描きたかったシーンと展開を変えたシーン
後半に早苗さんと文さんの弾幕シーンがあるのですが、早苗さんの弾幕は風神録ルナの弾幕を参考にしてます。
ルナの弾幕はスポイラー形式だと球数が多いので文さんでも苦戦するのではと思って採用したのですがあまりそういう描写にはならなかった…。
スペカ名を入れるか悩みましたが今回は入れませんでした。

この弾幕ごっこ、没ネームでも「早苗さんが文さんを納得させるために対峙する」シーンがあった名残りでもあります。
ただそちらだとなかなか説得力の怪しい展開になったので(そもそも弾幕ごっこじゃないと早苗さんは流石に文さんには敵わないのでは)、本では"早苗さんの実力を新聞で示すために証拠が必要だった"という理由の元スポイラー形式で対峙する形にしました。
今回の本で描きたかったのがネームをやり直した際の起点になったシーンが弾幕ごっこ後のやり取り最後のコマと最後のページでした。
本としては完結でもむしろここからが二人のスタート。この話より二人はお付き合いを始めて以降の話(同人誌でいうと各既刊)へ続きますので既刊の方もよろしくお願いいたします。(ダイレクト宣伝。pixivに再録あります)

上記の通りでコツコツ続けた冬コミ本だったのですが、内容的にイチャコラ度が低く、発散も兼ねて年が明けてるから突発で描いたのが文々。新聞の会新刊の「甘えたくて。」でした。
「今回くらいはいちゃついてくれよ!」という想いだけで描いたので深い意味はあまりないです。
タイトル的に『(実は早苗さんの方が)甘えたくて』という感じ。
こちら突発なのでコピー本ではあるのですが秋葉原制作所さんでデータからの直接印刷、紙を上質紙に変更したらとても綺麗に仕上がりました。
が、奥付部分に連絡先アドレスを載せ忘れたため、配布分は全て手書きでメアドを記載させていただきました。誠に申し訳ないです…
今回ひたすらスペースにこもって頒布と手書きを繰り返し、過去一会場を回らないイベントになりましたが沢山の方に来て頂いたおかげで大変楽しいイベントになりました。

こちらはBOOTHで試験的にPDF版の頒布を始めてみました。
気まぐれなので飽きたらストアを閉じると思いますので、気付いた人が利用してくれたら幸いです。

次回のイベントは例大祭の予定です。
当初は仕事の関係上新刊を用意できるか怪しいため参加自体を見送ろうかと思っていました。
しかし昨今の情勢的に参加するだけで変わる事もあるだろうと考え直しました(後から参加したくても出来ないし)。
既刊だけでも持っていこうと思います。

あ、冬コミ新刊『素直じゃないのは今日でおしまい』はメロンブックスさんでも委託中です。
よろしくお願いいたします。

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